製本と組版のこだわり

組版

ツメ(インデックス)を自動生成

ツメとはいわゆる小口見出しで、インデックスと呼ばれることもあります。しかし英語で「index」は索引のことを指すため、デンショクでは「ツメ」という言葉でご説明させていただきます。

辞書、辞典などで馴染みのある方もいらっしゃると思います。デンショクの医薬品集では、分類ごとに段を分けて薬品の検索性を高めています。

柱は本の上部余白に配置する、章節などの見出し情報のことをいいます。

ツメ同様、薬品の検索性を高める効果があり、デンショクの医薬品集では分類を表示しています。

索引

丸付き文字を使用し、先発薬/後発薬の分類がひと目で見分けられます。

二色刷りで目立たせる重要項目

本文に記載する項目で特に重要なのは、禁忌、警告などが目立つ表現です。
添付文書の中には禁忌、警告を赤い色で表現しているものも多く見られます。
それに合わせ、デンショクの院内医薬品集でも禁忌や警告を赤色で表現することが可能です。

二色刷りの最大のメリットは読む人が直感的に判断できることです。
デンショク医薬品集における二色刷りで採用しているのは赤色ですが、理由としては「薬剤師の皆様が慣れ親しんだ添付文書と合わせる」「赤色は社会的に注意喚起を促す色(信号など)」の2点です。
単色刷りの場合でも、デンショク医薬品集では罫線囲みや太字、フォントを変えるなどの方法で重要な項目を目立たせる工夫をしていますが、二色刷りの直感的な表現を前にすると限界があります。
二色刷りは単色刷りと比較して圧倒的に使い勝手がよいのですが、作成単価が上がってしまうデメリットがあります。
各種条件をヒアリングさせていただき、最適な院内医薬品集作りを全力でバックアップさせていただきますが、もしご予算に余裕があるようでしたら強く二色刷りをお勧めいたします。

使用フォント

デンショクの医薬品集では、モトヤフォントを採用しています(モトヤフォントについてはこちら)
モトヤフォントは、日本経済新聞に代表される各種新聞、インターネットの地図サイトや、テレビのテロップ、ゲームなど多様な方面で採用されており、皆様にも親しみのあるフォントです。
株式会社デンショクは株式会社モトヤと同族会社で創業当時、モトヤフォントの普及を目的とした印刷物を作成することを目的としておりました。現在は資本関係はないものの、フォントの仕様などを通じて重要なビジネスパートナーと位置づけられています。

製本

表紙のカラーバリエーション

ビニール表紙/紙、どちらを表紙にしても多様なカラーバリエーションに対応致します。
発行年度や版ごとに色を変えて区別したり、病院のコーポレートカラーに合わせるなどご自由にお選びいただけます。

角丸加工

文字通り本の角を丸くする加工方法です。多少のコストはかかりますが、角の折れ曲がりを防止し、見た目を優しくソフトな印象にできます。

予算に合わせ用紙を選択

左の上質紙(996p)から右の辞書用紙1046p(50p追加)にしたことで、ページ数は増えたのに本は薄くなった例

上製本と並製本

本の作りの種類として、上製本と並製本のどちらかを選択していただきます。

上製本

ハードカバーとも呼ばれる製本方法で、百科事典など長期間利用する製本方法で本の作りが丈夫なのが特徴です。反面、制作費はお高めになります。

並製本

ソフトカバーとも呼ばれ、雑誌やカタログで多く用いられる製本方法です。表紙は紙を使用し上製本に比べて強度は落ちますが制作費はお安く仕上げることができます。