データベース活用の考え方

株式会社デンショクでは、これまで病院の薬剤部の皆様、とりわけDI室(医薬品情報室)、DI担当者様にDI質疑応答録に代表されるような、医薬品に関するデータベースシステムの構築のお手伝いをしています。

データベースシステムを構築し、情報管理、情報共有を効率化することで、薬剤部の皆様に最大限の効果を実感していただくようなシステム構築のお手伝いしたいと考えています。そのためにも、次に挙げる3つのステップでデータベースの構築を進めていくのがポイントです。

  1. データをより多く蓄積する
  2. データをより広く公開する
  3. データをより深く分析する

下記にDI質疑応答録を事例にデータベースの構築のポイントについて説明します。

1.より多く蓄積する

まずはデータをより多く登録します。DI質疑応答録であれば、電話などで問い合わせを受けた時の対応についてシステムに登録しておきます。
問い合わせ者、問い合わせ者の職種(医師、薬剤師、看護師…)、回答者、問い合わせ内容の区分(効能、副作用、配合変化…)などを登録しておけば、貴重なアーカイブとして役立てられます。

2.より広く公開する

データがある程度蓄積されてきたら、より広い範囲でデータを公開し、皆で情報を共有しましょう。
DI質疑応答録であれば、以前と同じような問い合わせがあった場合の参考とすることで問い合わせ件数が減ったり、問い合わせ者が以前のデータを確認しながらDI担当者に質問をすることで問い合わせ対応時間の短縮といった効果が期待できます。また、若手の薬剤師の方のスキルアップのための資料としても非常に有効です。

3.より深く分析する

蓄積されたデータを分析することによって多くのことが分かるかもしれません。
DI質疑応答録であれば、問い合わせ者の職種ごとにどのような問い合わせが多いかを分析し、DIニュースなどに内容を反映しすることができます。季節ごとの問い合わせ内容の区分(効能、副作用、配合変化…)など、様々な観点から分析することで、日々の業務に生かすことができます。

上記1~3のような効果は、既に「薬剤部業務支援システム」を導入いただいている薬剤部の皆様のお声から明らかになっています。