業務支援システムの機能

薬剤部業務支援システムはご導入いただいている薬剤部(特にDI業務担当者)の運用に合わせて開発しています。DI担当の皆様からの要望に合わせて、バージョンアップを繰り返しながら、より運用しやすいシステムを目指しています。
以下に、機能と運用事例を合わせて説明いたします。

医薬品集機能

株式会社デンショクはこれまで薬剤部で作成する院内医薬品集の作成をお手伝いしてきました(本、冊子などの紙媒体の院内医薬品集に関してはこちらをごらんください)。本、冊子などの紙媒体による院内医薬品集は、収載する薬品数によって分厚くなってしまいます。そのため、簡略化した医薬品情報のデータベースをメンテナンスを行っています。本を作成する時は、デンショクが創業時から培ってきた「自動組版」という技術で、医薬品情報データベースを本にレイアウトします。

デンショクでメンテナンスしている簡略化した医薬品情報を用いて、紙媒体の他にWeb、スマートフォンアプリ、電子書籍など様々な電子媒体に活用できると考えました。

薬剤部業務支援システムの医薬品集機能は、キーワード検索と項目絞りこみ検索の2種類の検索機能を実装しています。

キーワード検索

キーワードを入力して検索をします。

項目絞込み検索

効能効果、用法用量、薬価など個別に項目を指定する検索方法です。

DI質疑応答録機能

DI室への問合せを応答録を管理する機能です。医師、看護師、薬剤師からの問合せ内容をエビテンスとしてデータベース登録し、活用していくためのデータ登録、検索、参照、変更、削除を行う機能です。問い合わせ情報の登録時に、問い合わせ内容に関する区分を設定することで、データを分析することが可能です。

また、検索機能についても医薬品集検索と同様、キーワード検索と項目絞りこみ検索の2種類を実装しています。

文書管理機能

DIニュースなど病院内に配布する文書等、薬剤部内の文書を管理する機能です。スキャニングしたPDFなどを選択して、データベースに登録、検索に関しても上記二機能と同様です。

製薬メーカー訪問記録

薬剤部に訪れる製薬メーカーとの対応内容を管理する機能です。製薬メーカー(MR:医薬情報担当者やMS:医薬品卸販売担当者)から得られる情報についてもDI質疑応答録と同様、エビテンスとしてデータベース登録し、活用していきましょう。